【りんご】食べ合わせに注意!腸がもっとよろこぶ食べ方、腸を汚すNGな食べ方とは?管理栄養士が解説


りんごは腸内環境を整える果物として人気ですが、食べ方や食べ合わせによってはその効果を十分に発揮できないこともあります。毎日の食事でりんごの力を最大限に活かすために、正しい知識を身につけておきましょう。今回は、腸を汚すNGなりんごの食べ方と、腸活におすすめの食べ方・レシピをご紹介します。
りんごの腸を汚すNGな食べ方
砂糖やシロップを多く使った加工品で食べる
アップルパイやりんごジャム、りんごケーキなど、砂糖や小麦粉を多く使った加工品は、腸内環境を悪化させる原因となります
大量に食べる
りんごの食物繊維や果糖の摂りすぎは、消化不良や腹部膨満感、下痢、血糖値の急上昇などを引き起こすことがあります。特に遅い時間に沢山食べると消化に負担がかかりやすくなります。
柿や梨と一緒に大量に食べる
柿や梨など消化に時間がかかる果物と一緒に大量に食べると、胃腸に負担がかかることがあります。特に消化機能が弱い方や胃腸に不安がある方は注意しましょう。
牛乳と一緒に食べる
りんごの酸性成分が牛乳のたんぱく質と反応し、胃で固まりやすくなります。健康な方であれば問題ありませんが、消化が弱い方や胃腸が敏感な方は控えめにしましょう。
腸活におすすめのりんごの食べ方
皮ごと食べる
皮には食物繊維や抗酸化物質が豊富に含まれ、腸内環境の改善に役立ちます。農薬の心配がないものであれば皮ごと食べるのがおすすめです。
加熱して食べる
皮ごと加熱することでペクチンがやわらかくなり、腸にやさしい成分が増えます。
植物性ヨーグルトと組み合わせる
豆乳ヨーグルトやココナッツヨーグルトなどの植物性ヨーグルトと一緒に食べることで、善玉菌とそのエサとなる食物繊維を同時に摂取でき、腸内フローラのバランスを整えやすくなります。植物性ヨーグルトは、牛乳由来のヨーグルトにはない、低カロリー、低脂質、低糖質であるというメリットがあります。また、乳アレルギーや乳糖不耐症の人でも食べられること、大豆イソフラボンなど、牛乳にはない栄養素を摂取できることも利点です。
朝食や間食に取り入れる
朝食やおやつの時間にりんごを食べることで、腸の動きが活発な時間帯に食物繊維を届けることができ、腸活効果が高まります。
サラダやスムージーに加える
りんごをサラダやスムージーに加えることで、他の野菜や果物と一緒に多様な栄養素を摂取でき、腸内環境の多様性をサポートします。
すりおろして食べる
すりおろしたりんごは消化を助け、胃腸が弱っているときにもおすすめです。
レシピ
腸活におすすめ!ホットアップルヨーグルト添え
【材料(1人分)】
りんご 1/2個(皮ごと)
植物性ヨーグルト 100g(豆乳ヨーグルトやココナッツヨーグルトなど)
シナモンパウダー 少々
はちみつ 小さじ1(お好みで)

【作り方】
りんごはよく洗い、皮ごと1cm角に切る。
耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジ(600W)で1分半〜2分加熱する。

温かいりんごに植物性ヨーグルトをかけ、シナモンやはちみつをお好みでトッピングして完成。


完成です。

まとめ
りんごは、皮ごと食べたり、加熱したりして植物性ヨーグルトと組み合わせることで、腸にやさしい効果を最大限に引き出せます。一方で、皮をむくことや砂糖たっぷりの加工品として摂ると腸の健康を損なうことも。柿や梨など消化に時間がかかる果物や牛乳との組み合わせ、食べ過ぎにも気を配りながら、毎日の食事にりんごを上手に取り入れて腸から元気な体を目指しましょう。
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