【痩せる朝ごはん】お粥にちょい足しするだけ!代謝がアップする食材は?管理栄養士が解説


朝ごはんに「お粥」を選ぶと、体を内側から温めて血行が良くなり、代謝アップが期待できます。しかも、お粥は胃腸に優しく水分も多く低カロリー。温かい水分のおかげで腸のぜん動運動が促されて便秘解消にも役立ちますし、朝のむくみ解消にも役立ちダイエット中でもしっかり満足感を得られるのが魅力です。 でも、ただのお粥では栄養が偏りがちです。そこで、代謝をさらに高めるために「ちょい足し」したい食材をご紹介します。
お粥にちょい足し!おすすめ食材2つをご紹介
~とろろ昆布+キムチが代謝アップに役立つ訳は?~
ととろ昆布
とろろ昆布は、昆布を酢で湿らせて薄く削った食品で、豊富な食物繊維(特にアルギン酸やフコイダンなどの水溶性食物繊維)を含みます。これらの成分は腸内環境を整え、老廃物の排出を促進し、腸内細菌のバランスを改善することで、基礎代謝の維持や向上に役立ちます。また、昆布にはカリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルも多く含まれており、これらのミネラルは体内の酵素反応やエネルギー代謝に必要不可欠です。普通の昆布よりもやわらかくて食べやすくお粥のトッピングとしておすすめです。
キムチ
キムチは言わずと知れた発酵食品で、乳酸菌が豊富に含まれているため腸内の善玉菌を増やし、腸内環境をさらに改善します。また、キムチに含まれるカプサイシンは、摂取によって体温が上昇し、アドレナリンの分泌を促進します。これによって脂肪分解酵素が活性化され、脂肪燃焼とエネルギー消費が高まることが分かっています。
とろろ昆布+キムチを組み合わせるメリット
この2つの食材を組み合わせることで、
●腸内環境の改善による栄養吸収効率の向上
●甲状腺ホルモンによる基礎代謝の活性化
●カプサイシンによる脂肪燃焼促進
●消化酵素による消化サポートと満腹感の持続
といった複数のメカニズムから、代謝アップとダイエットサポートが期待できます。
レシピ
とろろ昆布とキムチの代謝アップお粥
【材料】(1人分)
お米1/2カップ(またはご飯 お茶碗1杯分)
水 300ml
とろろ昆布 ひとつかみ(約5g)
キムチ 大さじ2~3
醤油 小さじ1(お好みで)

【作り方】
小鍋にお米と水を入れて中火にかける。

ふつふつしてきたら弱火にし、5分ほど煮る。
※お米から作る場合は芯がなくなるまで煮てから火を止めて5分ほど蒸らす。

とろろ昆布を加えて、さらに1分ほど煮る。
火を止めてお好みで醤油を加え、器に盛る。
キムチをのせ、完成!

ポイント
キムチは加熱せずに最後にのせることで、乳酸菌がしっかり摂れます。とろろ昆布の旨味で、だし要らずでも美味しく仕上がります。朝から腸も体も元気に!とろろ昆布とキムチの“ちょい足しお粥”で、代謝アップ&スッキリ習慣を始めてみませんか?
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